美味しい新茶の選び方とお茶がどのようにして市場に出て、
価格が決められるのかという事も知っておきたいものです。
お茶の価格と味を決めるポイントは「お茶を摘んだ日にちの差による品質の差」です。
何故同じ産地で同じ品種のお茶なのに、
3000円から500円のお茶まであるのかと言えば「お茶を摘んだ日にちの差」なのです。
お茶は農作物です。
太陽の恵みを浴びて成長していき、旬の季節である八十八夜前後二~三週間に収穫します。
この二~三週間は雨が降らない限り毎日お茶摘みを行い、
一年間の収穫量の五割近くを、この新茶シーズンに収穫します。
そしてこの新茶シーズンの時は、静岡でも鹿児島でも茶市場が開かれます。
お茶の生産農家は、この市場にお茶を持って行き、毎日お茶の価格を決めています。
お茶は、摘み始めの葉はとても小さく柔らかいのですが、だんだん成長していくと葉は大きく硬くなります。
葉質が柔らかいとそれだけお茶の葉の持っている旨みをしっかりと出し切れるお茶が作れます。
しかしお茶の葉は生きているため「やわらかさ」を維持することが出来ないし、お茶の葉が小さいため収量が少ないので、摘み始めたばかりのお茶はとても高い値段がつくのです。
言うなればお茶が一番新鮮な時期が新茶シーズンで、鮮度が良ければ美味しいのも当然ですね。
スポンサード リンク